「マッチングビジネスで起業・副業をしてみたい!でも具体的なやり方がわからない…」そうお考えではありませんか?
マッチングサービスは素晴らしいビジネスだと断言できます。好きなことや興味のあることで収益を上げられるうえに、拡大性の高いビジネスモデルだからです。
例えばAirbnbやメルカリといった一世を風靡しているサービスもマッチングビジネスの1つです。
とは言っても、自分でサービスを作ると聞くと、イメージが湧かずハードルが高く感じますよね。ところが、ご心配は不要です。実は手順に沿って作業すれば、マッチングビジネスを立ち上げるのは難しくありません。
実際に私の経営する会社では、2つのマッチングビジネスを運営している実績があるからです。
この記事では、自社のサービスとしてマッチングビジネスを育ててきた経験を元に、マッチングビジネスを構築する具体的な方法を解説していきます。
最後まで読めば、マッチングビジネスを構築して、売上を作るまでの手順をご理解いただけます。
1.マッチングビジネスで起業するための全体像
マッチングビジネスを構築して売上を作るには、ざっくりと以下の3つのステップに沿って手を動かしていきます。
①マッチングサービスのアイデアの種を探す
②マッチングサイトを構築する
③オンライン集客で利用者を増やす
いかがでしょうか?
実践者の方からは、「予想していたよりもやることはシンプルだった」という声を頻繁にいただきます。
細かい内容は、次の章から順を追って解説していきます。
2.マッチングビジネスの企画をする
ここからは具体的にマッチングサービス構築するために必要なことをステップバイステップで解説していきます。最初に、マッチングサービスの元になる企画の仕方を学んでいきましょう。
2-1.マッチングビジネスの種の見つけ方
マッチングサービスは「悩みを抱える人」と、「解決する手段を持つ人」をマッチングして収益をあげます。
では、サービスの種となる「悩み」と「解決方法」はどのように探せばいいのでしょうか?
おすすめは自分が過去に困っていて克服したことや、壁にぶち当たった経験をベースにすることです。そうすることで、同じ悩みを持った人の気持ちを理解してサービスを作れるからです。
サービスのアイデアを見つけるために、まずは自分が困っていたことや、克服したことを紙に書き出してみてください。頭の中で「ああでもない」「こうでもない」と考えるより、紙に書き出してしまうことで頭が整理されます。
「こんなのサービスになるはずない」ということでも、思いつく限り書き出してみることです。
すでに克服できたことなら、解決方法もセットにして書き出しておきましょう。そのままサービスに落とし込める可能性があります。
利用者の気持ちが分からずにサービスを構築してしまうと、結果的にサービスを利用してもらえません。「このサービスはちょっと違うな」「悩んでいる人の気持ちが分かってないな」とお客さんは直感で気付きますからね。
ここまでで『「〇〇で困っている人」と「□□という解決手段」をマッチングする』という内容が決まれば、ひとまずの企画は完成です。
2-2.悩みをマッチングサービスに落とし込んだ具体例
ここで、実際に私のセミナーの受講生が作ったマッチングサービスをご紹介します。
こちらはクセ毛の悩みを持った方が作ったサービスで、「クセ毛の人」と、「クセ毛を上手く扱える美容師さん」をマッチングするサイトです。実際に利用者同士のマッチングも成立しています。
サービス作成者の方は強いクセ毛を持っており、せっかく美容室に行っても残念な髪型になってしまうという、苦い経験を何度もされていたのです。美容師の方がクセ毛の取り扱いに慣れていないことがあるからだといいます。
このような「こんな事でもいいのだろうか?」という日常の些細な困りごとが、サービスを生み出すための種になります。むしろ、自分が悩んでいたこと、悩んでいることだからこそ、目が付けられるのです。上でご紹介したサービスもクセ毛に悩んでいない人では思いつきませんからね。
3.マッチングサービスのWebサイトを作る方法と制作例
マッチングサービスの企画が完成したら、次にサービスのWebサイトを構築していきます。この段階が多くの人にとってカベになるところです。それは一般的にWebサービスを作成するには、プログラミングの知識が必要だと思われているからです。
実際にマッチングサービスのサイト作りを外注化すると、一般的に数百万円の費用がかかってきます。とはいえ、まだ企画がヒットするかどうか分かりません。できれば、最初は費用をかけずにテストしてみたいですよね。
3-1.WordPressを活用する
私がおすすめするのは、無料のWordPressと、いくつかのプラグインを利用することで、サイトを作る方法です。これならプログラミングの知識が無くても、マッチングサービスのサイトを作ることができます。
実際にかかる費用は、
・サーバー代(1月で約1,000円)
・ドメイン代(1月で約100円)
の2つのみ。
これだけのコストでマッチングサービスのサイトは作れてしまいます。
しかも、あなたが想像しているよりも簡単に制作できるので、一度作り方を覚えてしまえば、別のアイデアが思い浮かんだら何度でも形にすることができます。
仮に利用者が増えなかったとしても、大きな損失にはなることはありませんし、ここまでの経験を活かして別のマッチングサービスを構築できるため、成功確率はどんどん高くなっていくでしょう。
3-2.Webサイトの具体例をご紹介
具体的にイメージしやすいように、実際にWordPressで作ったデモサイトをご紹介しましょう。このサイトのコンセプトは「写真を撮ってもらいたい人」と「出張カメラマン」をマッチングすることです。
このサイトを作るのに、プログラミングのスキルは一切使っていません。初めてマッチングビジネスを作る方は、かなりの確率でびっくりされますね。
また、私が主催する講座の受講生たちは、ほぼ全員がプログラミングの知識が無い方ばかりなのですが、ゼロからマッチングサイトを完成させています。
「サービスを作るなんて難しそう」と思っていても、意外と簡単なことはご理解いただけたのではないでしょうか。
4.マッチングビジネスの集客方法とは?
アイデアをプラットフォームに落とし込んで形にできたら、実際に利用者の集客をしていきます。
マッチングサービスでは、
・悩みを持つ人
・問題を解決する人
の両方の登録を促します。
集客が上手くいけばユーザー数は増加していき、話題性の高いサービスに成長するでしょう。集客というと難しいイメージがあるかもしれませんが、具体的に何をすればいいのでしょうか?
4-1.記事を書いて投稿すればローコストで集客ができる
集客方法はいくつかありますが、おすすめはブログを作り、見込み客の興味関心に沿って記事を投稿していくことです。
見込み客は、悩みに関連するキーワードで検索して解決策を探すからです。また、広告を使うよりも集客コストを抑えてテストできるため推奨しています。
あらかじめユーザーが検索しそうなキーワードをリサーチし、検索ニーズに応える記事を書くことで、上位表示を狙い、興味を持ったユーザーをサイトへ流入させます。
また、自分で記事を書く時間がどうしても取れないという場合は、Lancersやクラウドワークスなどのクラウドソーシングでライターに依頼できます。よほど専門性の高くない記事であれば1文字1円前後で発注可能です。
さらに、記事を書くライターが、直接悩みを解消できる専門家だった場合、マッチングサービスへの登録を促すこともできます。専門家にとって集客経路が増えるのは喜ばしいため、登録してくれる可能性が高いです。
4-2.記事で集客する際の導線と具体例
先ほどデモサイトをご紹介した、写真を撮ってもらいたい人と出張カメラマンのマッチングサービスに集客したい場合の例をご紹介しましょう。
「結婚式 カメラマン 出張」というキーワードで検索するユーザーに対しては、例えば、
「結婚式の撮影を出張カメラマンに依頼する際のメリットや注意点、価格相場をまとめた記事」を書いてユーザーのニーズを満たす記事を作ります。
そうすれば、検索エンジンで上位表示される可能性も高くなり、見込み客が流入してくる可能性も高くなるでしょう。
見込み客が検索をしてから、サービスの利用登録をするまでの導線は以下の通りです。
1.ユーザー「結婚式 カメラマン 出張」と検索する
2.「結婚式の撮影を出張カメラマンに依頼する際のメリットや注意点、価格相場のまとめ」に流入し記事を読む
3.記事からサイト内のマッチングサービス紹介ページに誘導する
4.利用者登録してもらう
サイトの導線を整えておけば、記事を読んで納得したユーザーは、マッチングサービスの紹介ページの存在を知ります。サービスが自分のニーズを満たすものだと認識してもらえれば、利用者登録をしてもらえるでしょう。
以上がコストをかけずにマッチングサービスに集客をする具体的な方法です。
集客というと広告を使ったり、SNSでフォロワーを集めていくイメージがあるかもしれませんが、まずはここでご紹介したシンプルな方法をおすすめします。一連の流れをご理解いただけたでしょうか。
5.まとめ
ここまでマッチングビジネスを構築して起業するまでの3つのステップを、実際のプラットフォームの事例を交えて解説してきました。
「知れてよかった!」で終わるのではなく、ぜひできる範囲で実践してみてください。
私が主催する「ノンエンジニア向けマッチングサービスを作るための日帰り強化合宿」に来ていただければ、もっと深い話をさせていただきます。
興味のある方は遠慮なくお問い合わせください。